2018年11月号 ハロー通信より 「ハロウィンの時間お化け」

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社長の田嶋崇之です

 

 今年ももう11月です。早く感じてしまうのは私だけでしょうか?毎年ハロウィンを過ぎると、あっという間に年末が過ぎて年が明ける気がします。夏が過ぎて、ちょっと涼しくなって金木犀が香ると「あ、秋が来たな」なんて風情を感じるのですが、私の場合ハロウィンに関しては季節感も感じますが、ちょっとウンザリもしてしまう行事です。

 私が小さな子供の頃、物心ついた頃からクリスマスはプレゼントがもらえる楽しい行事として意識していましたがハロウィンはそうでもなく、日本で一般的に定着してきたのは、まだ割と最近な気がします。2千年代に入ると仮装行列やパーティーが行われたり、関連グッズなどが売られたりするようになったと思いますが、私が学生時代の90年代はまだそんなに世間に定着していなかった気がします。これって多分、コンビニ業界が2月の恵方巻きを売り出して新たな需要を作り出したのと同じように、商業関係者が目立った行事がない10月末に商売のネタとして取り上げて世間に定着してきたのだと思います。今ではお盆休みが過ぎて8月末頃からハロウィン関連のポップが見受けられます。今から2ヶ月前なんて、暑さがまだまだピークで昼間は汗だく、夜も寝苦しかったのに、ハロウィンが過ぎてあと2ヶ月もすると朝は寒くて布団から抜け出すのが億劫になり、手指が乾燥してささくれ立って厚着して肩がこって、年末年始で明けましておめでとうなんて言っているのかと思うと、こりゃ人生もあっという間に終わっちゃうなと思います。そうは言ってもこれから楽しい季節でもあるので前向きに捉えたいと思います。

 私が初めてハロウィンを目にしたのは1982年、小学校2年生の正月に親戚の子供たちで映画「E.T.」を見たときのはずで、かつて本町の1国沿いにあった「オリオン座」で見て、映画館が人であふれていた記憶があります。でもそのときのハロウィンの場面は記憶にありますが理解できず、ついでに宅配ピザの存在が日本中に知られたのもこの映画がきっかけだそうですが、それも小学生の私には理解できませんでした。それから10年近く経ってテレビで海外のハロウィンの様子を見て「これがE.T.のあれね」と思ったり、90年代には宅配ピザも定着したりして我が家でも注文した記憶があります。今まだ30歳くらいかそれより若い人には「知らなかったでしょ」と言いたいです。それからもう20年も30年も過ぎていて、あと数年もすれば「40年前にE.T.という映画があった」なんてことになると思うと、なんだか得も言われぬ気持ちになります。

 40年というタームで過去を振り返ると、私が親戚の子供たちでE.T.を見た1982年から更に40年前は日本をはじめ世界は戦争の真っただ中でした。1942年のお正月時点で、まだ日本は劣勢というほどではなく、東京大空襲や広島・長崎の原爆の悲劇も起きていません。小学生の視点から40過ぎの大人を見ると、大人ってすごいとか、とても先のことのように思えますが、40歳を過ぎた今の私の視点からは、40年近く前なんて言ってもあっという間だしE.T.を見ていた頃から自分がどれだけ変わったのか、本質的な部分は変わっていない気がします。世の中はどうかというと、この40年近く日本は平和でE.T.が公開された頃とあまり変わっていない気がしますが、その前の40年間はすごい変わりようだったと気付かされます。幸い今の日本は平和で多くの人が長生きできる国です。これからの40年が今と同じく平和が続いて、80歳を過ぎた私が過去を振り返ったときに「E.T.を見た頃から大して変わってないなぁ」なんて思えるようにしたいものです。